東京スカパラダイスオーケストラ

アイツのカミさん

1. 「蝉時雨だ〜」

 こんにちは。連日猛暑が続いているというのに、相変わらず『扇風機マイラブ』のアイツのカミさんです。 それにしても現在何が一番ツライって、暑くてちょっと悶々としているところへセミの鳴き声が聞こえてくることでしょうか。 …よけい暑くなるっちゅーの。とてもじゃないですけど「蝉時雨だ〜」などとその声に涼を求めることはできそうにないですね。 はっはっはっ。

 そういえば、最近主人があんまり寝言を言わなくなりました。…いえ、厳密には言っているんです。 でも肝心の内容がほぼ全部『聞き取り不能』なんですよね。 眉間にシワを寄せて一生懸命何かを言っているのですが「☆*●♂×♀なんだわ。ぷぇ〜」ではわかりませんよねぇ。 一応「どーしたの?」と聞いてはみるものの、主人はさらにゴニョゴニョと言い続けるので理解できないんです。 それでもとりあえず「暑い」と言いたいらしいことは確かのようで、ちょっと扇いであげると「うぃ〜。すーしーよぉ」 (本人は『涼しい』と言っているつもり)とやたら満足げな笑みを浮かべて寝息をたてております。


 

2. 『氷結果汁』のCF

 そうそう。涼しいといえば、最近テレビでキリンチューハイ『氷結果汁』のCFが流れているのですが、皆様はご覧になりましたか? 相変わらずテレビっ子の私ですが、何が楽しいってコマーシャルを見ることなんですよね。 ヘタなドラマを見ているよりずっとオモシロイですよ。 …あっ。でも今月から始まっている『金田一少年の事件簿』は例外で主人と一緒によく見ています。 美雪役の鈴木杏ちゃんが可愛いんですよね〜。
裏番組にあたる『世界・ふしぎ発見!』はビデオに撮ってます。はっはっはっ。

…あらあら。また話が脱線してしまいましたね。話を元に戻します。その『氷結果汁』のCFソングがとっても爽やかなんですよ。 このCFソングは私が大好きな東京スカパラダイスオーケストラのニューシングルなんです。 (8月8日より発売)このバンドは現在9人で活動していて、名前からもおわかりになるようにレゲエの一種である 『スカ』を元に『東京スカ』なるモノを確立したりする一方で、テクノを生バンドでカバーしたりのかなり「独特くん」なユニットです。 なんだかんだ言いながらも(若干メンバーに変更がありしました)かれこれ10年以上活動しています。


 

3. 理想としていた『カッコイイ音』

 中学校・高校の6年間にわたって吹奏楽部に所属していたのでブラスの音に対しては多少自信があるつもりですが、 東京スカパラダイスオーケストラの(長いので以後『スカパラ』にします)音はまさしく私が理想としていた『カッコイイ音』でした。
オンナの影やタバコの煙まで感じとれそうなくらい色気があるのに、あくまで基本に忠実で安定しているんですよね。 以前「音は言葉の壁を超える」と書きましたが、楽曲のほとんどにヴォーカルを入れないで (今回のシングルにはヴォーカルをフューチャリングしていますが)自分達が奏でる音だけで何かを伝えようとする姿勢に、 目からウロコが100枚くらい弾け飛んだような気分になりました。 それ以来、ずっと彼らの音に恋をしていると言ってもいいくらいスカパラが大好きです。 特にトロンボーンを演奏していらっしゃる北原雅彦さんの音は私の心をつかんで離しません。 …というか、元々トロンボーンの音が大好きなんですけどね。はっはっはっ。


 

4. 50年代後半に生まれたのが『スカ』

 スカパラの特筆すべきは、その演奏ジャンルの広さかもしれません。カバーしているアーティストを挙げても、 スカの大御所であるスカタライツやレゲエの神様ボブ・マーリィだけにとどまらず、スティービー・ワンダー、バート・バカラック、マーヴィン・ゲイ、 キャロル・キング、アル・グリーン、ルイ・アームストロング…と『洋楽』というだけでそのジャンルの幅の広さはハンパじゃないんです。 そういえばディジー・ガレスピーやディープ・パープルもカバーしていましたね。 そうかと思えば『真っ赤な太陽』とか『ジャングル・ブギ』などという超シブイ曲をカバーしたりもしているんですけどね。はっはっはっ。

 これはスカをはじめレゲエというジャンルの誕生話に起因していると彼らは言います。 つまり、まだイギリスの占領下にあったジャマイカに当時アメリカで大流行していたR&Bやジャズ・ヒットのレコードが持ち込まれて、 現地に残る伝統の音楽である『メント』などがブレンドされて50年代後半に生まれたのが『スカ』なんです。
その後、62年にジャマイカがイギリスから独立して、その頃に産声をあげて発展したのがレゲエなんです。 聴いた音をそのまま真似るのではなく、自分達というフィルターを通すことをジャマイカの人達はご存じだったんですね。 でもよくよく考えてみると、アメリカで生まれたジャズをはじめとするブラック・コンテンポラリーだって、 西洋楽器を手にしてブラスバンドや行進音楽の形態をを身につけた黒人達がアフリカ大陸を偲ぶ感情を音にして表現したことに端を発しているのですから、 その起源はレゲエとそんなに変わりはないと思います。 ともかくスカパラが志すのは、ひたすらスカばかりに固執するのではなく、自分達が聴いた音楽を発展させようとすることにあるのであって、 彼らのオリジナルはそんな音が楽曲のいたるところに散りばめられています。


5. 私のイチオシのアルバムは『トーキョー・ストラット』

 とにかく1度聴いてみることをお勧めします。ちなみに私のイチオシのアルバムは『トーキョー・ストラット』です。 ちょっと古いですけど、本当に私の一番のお気に入りです。他に『PIONEERS』や『FANTASIA』もいいですね。 カバーアルバムの『GRAND PRIX』もなかなかオモシロイです。 …挙げたらきりがないのでこの辺にしておきます。はっはっはっ。

 余談になりますが、「目は口ほどにものを言う」などとよく言いますよね。 でも私はどちらかというと目から入る情報よりも耳から入る情報に敏感になる傾向があります。 声=音は目に入るモノ以上にウソがつけませんからねぇ。…ということで、 初対面の人に対する私の第一印象は声によるモノがどうしても強くなります。 初めてのデートであったにもかかわらず、主人のプロポーズをいともあっさり受けてしまったのは、 その声を誰よりも近くで聞いていたかったからかもしれません。 でも『寝言の王様』だったなんて知る由もなかったんですけどね。はっはっはっ。…ガックシ。