誕生日

アイツのカミさん

1. 『世界陸上』

 こんにちは。お昼は相変わらずセミが一生懸命鳴いておりますが、夜になるとコオロギの鳴き声が聴こえるようになりました。 暑い暑いと言っていても、少しずつですが秋はちゃんと近づいているんですね。 何となく安心しているいあいつのカミさんです。はっはっはっ。…でも水の心配も相変わらずですよね。 ホント、早く降ってくれないかなぁ。

 先週は連日カナダのエドモントンで行われた『世界陸上』を観戦して大騒ぎをしておりました。 室伏広治君や土佐礼子さんの銀メダルもそれなりにすごいと思いましたが、 何より心に残ったのはやはり為末大君の銅メダルじゃないでしょうか。 トラック競技のしかも短距離種目なんて、日本人にとって世界のファイナリストになることさえも夢だと言われていたのに、 メダルを獲得できるまでに努力したことを心からたたえたいと思います。 それから、決勝には残れなかったものの男子100Mに出場した朝原君や200Mに出場した末續君や藤本君の走る姿にもある種の感動を覚えましたし、 それ以外にも国の内外を問わず挙げたらきりがないくらい多くのアスリートの姿に感動しました。 う〜ん。やっぱりスポーツ観戦はオモシロイですね。


2. 晴れて三十路に

 その『世界陸上』が終わる頃に世間一般ではお盆の連休に突入したようですが、 年中無休店舗に勤務している主人に『お盆休み』なんてモノはあるはずもなく、 テレビで新幹線の駅や空港がごった返している様子を見て「わ〜。今年も混んでるねぇ。はっはっはっ」と笑い飛ばしておりました。 そして17日、私はめでたく誕生日を迎えることができました。 この際ですから年齢を書いてしまいますが、晴れて三十路に突入しました。 …連載30回目で三十路というのも何だかなぁ。まぁ、気にしない気にしない。ホントにたまたまですから。

 仕事から帰宅した主人の手にはごたいそうにラッピングされた3輪の真っ赤なバラが握られていました。 「いや〜。10年に1度の記念だから」などと照れながら出す主人が妙にカワイク見えたのですが、 その後シードルの(ニッカブランドで販売されているリンゴ酒です)小瓶を二人で分けた時に「お祝いの歌を歌わなきゃ」 などと言いながら「おめでと〜。さ〜んじゅっ。さぁ〜んじゅっ、さぁ〜んじゅっ。」ととても歌とは思えない自作の歌を披露された日にゃあ、 さすがに「おちょくってるでしょ」と言ってしまいました。 …だって明らかに私をからかっているとしか思えなかったんだもん。


3. いつも『今』が一番

 でも感想は「もう30歳」ではなく「やっと30歳」というカンジです。考えてみると、 成人式を迎えた頃から30代の方を見ては「30代っていいなぁ」と妙に憧れていた部分が私にあったんですよね。 ひたすら一生懸命尖っている20代と違って、 30代の方ってどこか人生を謳歌していらっしゃるような気がしてとても羨ましかったんです。 そう言っておきながら、いざ自分が30代に突入する頃になると今度は『素敵なミドルエイジ』である40代が羨ましく思えるんですよねぇ。 はっはっはっ。

『人間は20代で吸収できる限界まで色々なことを社会から学んで、 30代でデビューして40代になるとその技に磨きがかかる』 という何とも少々強引なビジョンがいつも私の脳裏をよぎっているからかもしれませんが、 基本的に「あの頃はよかったんだけどなぁ…」などとため息まじりに過去を振り返ることが私にはあまりありません。
事実いつも『今』が一番だと思っていますし、生まれてこの方30年、後悔したことなんて皆無に等しいです。 そーいえば友人からも「アンタは前向きを通り越して前しか見ないじゃん」などとよく言われていました。 …確かに「こんなはずじゃなかった」と泣いているヒマがあったら、目の前にある現実を受け入れて 「これからどうするべきか」を考えようという方針は学生だった頃から変わりないですね。はっはっはっ。

 でも『過去』が礎になっているから『現在の自分』がいるんだと思いますし『現在の自分』も 『未来の自分』のための布石なんだろうなぁ…とも思んです。 所詮、人間は天に召されるその時までをいかに有意義に、 そしていかにオモシロク生きるかが大切なんだろうなぁ…とぼんやり思ったりもしております。 そのためにも、どんなに自分にとって不利なことであっても目の前にある現実を受け入れる謙虚な心と、 そこから学ぼうという向上心はずっとなくしたくないものです。 …なんか妙にエラそうですね。高々三十路を迎えただけなのに。まぁお気になさらないで下さい。はっはっはっ。


4. 『Vサインのワイパー』

 それはそうと先日また主人がワケのわからないことを申しておりました。もちろん寝言ですが…。 例によって聞き取れないことをごにょごにょと言い続けていたかと思ったら、突然満面の笑みで右手を振りだしたんです。 しかも何故かその手は『Vサイン』で、ゆっくり振っているその姿は『Vサインのワイパー』のようでした。 それを見ていた私はどうしても放っておけなくてつい話しかけてしまいました。

私 「○○くん、何してるの?」
主人「んっ?…Vサイン。」(この間もVサインはゆっくりと空を切っております)
私 「どうしてVサインなの?」(おかしいのを我慢しているので声が震えてます)
主人「んっ?…ブイブイだから。」

ここまでのやりとりで私は1度撃沈されたのですが、懲りずに「ふぇっふぇっふぇっ」 と不気味な笑い声を発している主人にまた話しかけてみました。 ちなみに主人はこの時点でまだVサインをふりふりしております。


5. 後悔をしない生き方をしよう

私 「○○くん、おりこうさんですか?」
主人「…うん。」
私 「どれくらいおりこうさんなの?」
主人「んっ?…バケツ3杯くらい。」(考えている間に手が止まりました)
私 「じゃあどれくらいおバカさんなの?」
主人「んっ?…計り知れないくらい。」(何故か自信満々でした)
私 「だけど、おりこうさんなの?」
主人「うんっ。えっへん。」

…この自信に満ちた主人の笑顔に、私は完膚無きまでに撃沈されてしまいました。あんまりおかしくて、 お腹は痛いわ涙は止まらないわ。 ただでさえ寝つきが悪いのに、ますます眠れなくなってしまいました。はっはっはっ。

 そんなこんなでとりあえず三十路を迎えた私ではございますが、 先週発売されたスカパラのシングル『めくれたオレンジ』を聴いて以来『氷結果汁』 のCFが流れる度に一緒になって歌っているところを見ると、勢いよく10年を過ごしてしまいそうです。 でも、とりあえずは日々生きていられることに感謝をしたいですね。 「これからも絶対に後悔をしない生き方をしよう」と心に誓っちゃいます。 主人は端から諦めに近い呆れ顔で笑っておりますが…。これも変わらないんでしょうね。はっはっはっ。
…笑っていていいのかなぁ。まっ、いいや。笑っちゃおう。はっはっはっ。